校長ブログ 詳細

掲載日:2022.03.01

卒業おめでとう!

本日、3月1日(火)に、京華女子高等学校の第109回卒業式が行われました。

今年も天気は晴天!春の到来を感じるポカポカ陽気でした。

まん延防止等重点措置が発出されているため、在校生の参列はなし、卒業生のご家族も1家庭1名に限定して行いました。

1階エントランスでは、手指消毒とサーモグラフィーによる検温をしていただき、できる限りの感染防止対策を行いました。また、卒業生、教員はもちろん、ご来場される方全員にマスク着用のご協力をいただきました。

卒業生たちは、女子校から歩いて学園正門から4号館に入って行きました。こうしてみんなで歩くのも、もう最後ですね。

 

壇上から見ると会場にいる人が全員がマスクをしていて、卒業証書の授与から各種表彰まで、緊迫した厳粛な雰囲気の中で卒業式は進んでいきました。

今回の卒業証書授与は、クラス代表ではなく、全員に一人ひとり手渡しました。

コロナ禍でオンラインばかりの学年だったので、卒業式では、全員に対面で卒業証書を渡したかった!! 実現できてよかったです!

在校生代表の送辞は、コロナ禍の中、後輩たちを力強く導いてくれた先輩たちへの感謝の気持ちと、これからもネバーダイ精神でさらに飛躍してほしいという願いを込めた素晴らしい送辞でした。

卒業生代表の答辞は、コロナ禍で過ごした高校生活ではあったけれど、友達と一緒に様々な経験を通して大きく成長できたこと、そして、今までであれば日常の些細な出来事だったかもしれない普通の学校生活に本当に幸せを感じたことなどをいろいろなエピソードを交えて話してくれました。

京華女子への愛情と、自身を支えてくれた友達、先生、そして家族への感謝の気持ちが伝わってくる素晴らしい答辞でした。卒業式を締めくくるに相応しい答辞に、私も目の前で聴いていて胸が熱くなりました。

保護者の皆様には、最後の最後まで応援していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

卒業式後に、理事長・校長・教頭と高校3年担当教員に、保護者の方々から花束贈呈があり、生徒たちも笑顔で拍手をしてくれました。本当に、ありがとうございました。

卒業式後は、卒業生は女子校校舎に戻って、教室でのクラス解散式でワイワイ盛り上がり、2時間くらい別れを惜しんで写真を撮ったりしていたみたいですね。

最後は、「早く帰りましょう!」の放送がかかっていました。

コロナ禍にあっても、京華女子の明るさは関係なし!! その元気が京華女子の魅力であり、強さでもあるんです!

ここで、卒業式での校長式辞を抜粋して紹介します。

校長式辞(抜粋)

-冒頭部分略―

皆さんは、今年、直木賞を受賞した今村翔吾さんをご存じでしょうか。今村さんは、元々はダンスの先生で、三十歳になるまで一切小説を書いたことがありません。小学校五年生の頃、町の小さな書店で『真田太平記』と出会い、歴史小説にどっぷりつかっていたそうです。

三十歳を過ぎてから小説家を目指そうと思ったきっかけは、ダンスの教え子に「夢をあきらめるなよ!」と声をかけたとき、教え子から言い返された「自分は夢をあきらめたくせに…」という言葉でした。そして、小学校の頃に憧れていた歴史小説を書く夢を実現させるため、教え子たちに「三十歳になってからでも夢はかなうということを僕の残りの人生で証明する」と宣言して、小説家の世界に入りました。 

今村さんが、少し遠回りをしても小説家になれたのは、子どもの頃に「大好きだったこと」を心の奥に忘れずに刻み込んでいたからです。そして、教え子に、あきらめなければ夢はかなうことを自ら証明するために、大きな目標に向かって挑戦し続けてきたことが、直木賞受賞につながったのだと思います。

皆さんは、ネバーダイという言葉を知っていると思いますが、決してあきらめない「ネバーダイの精神」を根底で支えているものは、「必ず成し遂げたい夢や目標」であり、「心の底から好きだといえるもの」「絶対にあきらめたくないもの」をもつことなのです。

これから皆さんは、激しく変化していく社会に巣立っていきますが、高校生活の中で育てきた「未来に向けての夢」や「心の底から好きだといえるもの」を決して忘れないでください。そして、苦しいときこそ、それを思い出して、 困難を乗り越えてください。

さて、皆さんが高校1年生の最後、3月2日から全国一斉の臨時休校要請がありました。今日でちょうど2年がたったことになります。あの日から、皆さんは、マスクをつけた2年間の高校生活となりました。本来であれば、みんなで集まって大騒ぎができる体育祭や京華祭が分散開催やオンラインになり、宿泊行事も中止となりました。しかし、皆さんは、このような厳しい状況にあっても、常に前を向いて、オンラインになった京華祭にも率先して参加し、生徒会活動や部活動でも後輩たちを力強く導いてくれました。いつも明るく笑顔で挨拶してくれる皆さんの姿や目標に向って努力している姿を見ることで、私たち教員や後輩たちはどれだけ励まされたかわかりません。皆さんには、本当に感謝しています。心からお礼を言いたいです。

京華女子を元気にしてくれて、ありがとう。

学校を明るく照らしてくれて、ありがとう。

今日、皆さんは全員マスクをしていますが、私たちの目には、皆さん一人ひとりの顔が見えています。これからも健康に気をつけて、「京華女子で学んだ誇り」を失うことなく、この伝統ある学び舎を晴れやかに巣立ってください。これからの皆さんの活躍を大いに期待しています。

―以下略—

京華女子を巣立っていった121名の英才たちの輝かしい未来を心より願っています。

 

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