旅立ちの日に

2023.03.02

学校NEWS校長ブログ

3月1日(水)に京華女子高等学校の第110回卒業式が行われました。今年も天気は晴天!春の到来を感じるポカポカ陽気でした。

昨年度とは異なり、卒業生はマスクを外してもよいことにしました。

教員および壇上で祝辞をいただく来賓の方もマスクを外してもよいことにしました。もちろん個人の意向を尊重し強制はしません。

今年も一人ずつ卒業証書を手渡ししました。

卒業証書授与から各種表彰で1時間近くかかりましたが、みんな最後まで立派な態度で、3年間の成長を感じました。

在校生代表の送辞は、コロナ禍を3年間元気に前向きにリードしてくれた先輩達への感謝の気持ちを熱く語ってくれました。

最後の卒業生代表の答辞は、コロナ禍の3年間はつらいこともあったけど、WEB京華祭などみんなで協力してがんばったこと、仲間がいたから楽しめたこと、そして、先生や家族への感謝の言葉を語ってくれました。

校長式辞では、3年間学校を明るく照らしてくれた卒業生への感謝の言葉と未来に向けて心にとどめてほしいことを伝えました。(下に式辞の抜粋あり)

最後に歌った「旅立ちの日に」は、素晴らしかった!

卒業おめでとう!!

<校長式辞より抜粋>

(前半部分省略)

 私は、皆さんが入学した時のことを鮮明に覚えています。3年前、4月6日に予定していた入学式は、5月9日に延期されました。しかし、さらに緊急事態宣言が延長されたため、入学式は5月14日に動画配信という形で行われることになりました。それからオンライン授業がスタートし、6月からマスクを付けた高校生活が始まりました。

 皆さんが送ってきた高校生活は、私たち大人が送ってきた高校生活とは全く違い、みんなで、大声で笑ったり、教室でおしゃべりしながら食事をしたり、感動して抱きあったり、青春らしいことを全部「ダメだ、ダメだ」と言われて、部活をしてもどこかでいつも止まってしまう、そんな日々が続いてきました。それでも、皆さんは、どんな状況でも明るくたくましく学校生活を送ってくれました。そんな皆さんの姿を見ることで、私たち教員や後輩たちはどれだけ励まされたかわかりません。心から皆さんにお礼を言いたいです。この3年間、京華女子を元気にしてくれて、本当にありがとう。

(中略)

 いま、世界では、新型コロナウイルスによるパンデミックが三年以上続いており、ウクライナでの戦争も一年以上続いています。このような状況の中で、一つ言えることは、「これからも想定外のことは必ず起きる」ということです。

 では、想定外のことに対処するには何が必要でしょうか。そこで重要になるのが、先ほどの二人(ジョン・ミューア、ウォルト・ディズニー)が残した「想像力」という言葉です。「想像力」とは、イメージする力、すなわち、まだ現実に起こっていない物事や未来に起こると考えられる出来事を頭の中に思い描いたりする能力です。 

 想像力の高い人は、共感力も高く、常に周囲の人に関心を持ち、相手の気持ちや立場を想像するクセがついています。ですから人間関係も円滑になり、様々な方面から情報を収集し、分析して、先を予測することで、想定外のトラブルも回避することができます。

 皆さんは、この3年間、制限された状況の中でも、いつも前を向いて、できることをイメージし、新しいものを創り上げる力を大きく伸ばしました。令和2年と3年に行われたWEB京華祭は、まさに皆さんのimaginationの想像力とcreativityの創造力の高さを証明した素晴らしい学園祭になりました。

 皆さんには、この3年間で鍛えられた想像力を今後もさらに磨き上げ、これからどんな想定外のことが起こったとしても、決してそこから逃げずに、想像力を働かせて自ら進んでその困難に挑戦していく人になってほしいと思います。これからの皆さんの活躍を大いに期待しています。

(以下、省略)

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